8月30日、台風が東京に接近しているという報道が流れる中、宮城や広島、宮崎など全国各地から45名のドクター・スタッフが集まり21世紀セミナーが開かれました。
　講師は、姿勢咬合医セミナー主宰、また、最近では手相デザイナーとしても有名な川邉研次先生（静岡県菊川市・笑顔創造空間　自由診療かわべ歯科院長）と、かわべ歯科の歯科衛生士である佐久山宙子さん、そしてお手伝いスタッフとして参加された、きら歯科クリニックの吉良信史院長とスタッフの協力のもとに、実習を交えた内容盛りだくさんのセミナーでした。
　正しい姿勢を導くことで自己免疫力を高め、むし歯や歯周病を予防すること。｢オープンハート｣という姿勢で麻酔をすることなくカリエス除去や抜歯を行うこと。顎関節症やオープンバイトに関しても、正しい姿勢で重力と重心のバランスを整えることで改善するということなど、え〜本当にこれで治るの？？？と思うような興味深い内容でしたが、かわべ歯科で実際に無麻酔で治療を受けた患者さん他、治療の模様を映像で流され見てみると、全く痛がる様子もなく終わった後も皆笑顔であったことが大変印象的でした。参加された先生方も、浸麻の針を無麻酔で刺すことを体験し、痛みがなく驚かれていらっしゃいました。
　術者磨きの実演は、とても気持ち良さそうで、これを体験したら定期的に通いたくなるはずです。予約がいっぱいになる理由の1つでしょう。また、口腔内のぬめり具合などから、患者さんの生活習慣の改善提案もできるというお話には、参加された衛生士さんも目を輝かせながらメモをとっていました。
　身体の不調の原因が姿勢のゆがみと運動不足によるものが多いのですが、ストレッチ台を使ったエクササイズでそれらを改善する方法は、衛生士さんが患者さんにお伝えし、患者さんご自身で治していくよう指導しているようです。
　難しい技術を習得しなくても、明日から実践できる目からうろこの内容と、とても明るく前向きで発想豊かな川邉先生からパワーをいただいたようで、参加された先生方も笑顔でお帰りになられていたのが印象的でした。