コムネット 患者さんの本音!ネットアンケートHONNET

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<vol.3>

患者さんのナマの声を聞こう

説明・治療費・期間

今回の第1回「患者さんの本音!ネットアンケート HONNET(ホンネット)」「迫る不況!いま患者が求める歯科医院の姿」には、629人の回答者のうち82名の方から、今の歯科医療や歯科医院への思いを綴った「フリーアンサー」の回答をいただきました。前2回で分析した数値をもとにした患者さんの「思い」を、さらに「ナマの声」をもとに検証します。まずは、謙虚に患者さんの声に耳を傾けてください。
調査日時 2009年2月1日-5日
調査対象 歯科医院検索サイト「歯科へ行こう!」会員
回答者 20歳以上の男女 629人
回答者の属性 最も多い年代:30-40代
既婚:66%
会社員:38.7% アルバイト・パート・家事手伝い:16.6%
年収:500万-1000万 45.6%  500万未満 42.7%  200万未満 7.9%
調査 メディカル・コミュニケーションズ
分析 コムネット

■不況が「非常に影響している」人の意見

技術が第一。次に院長の人柄、スタッフの対応。治療費は安いに越したことはない。 男性 47 契約社員
治療内容を明確にして、なおかつ金額も明確にしてもらいたい。 女性 35 専業主婦
問診票の記入で治療費の負担項目を問うことには不満です。 男性 62 自営業
今は(歯科医院に)かかっているが、かからなくてもいいようにしたい。 男性 42 公務員
初診時に保険の範囲で治療するのかを確認し保険適用外の治療を勧めない様にしてほしい。 男性 60 会社員
予防の医療は低コストで続けられるような時代に変わってほしいです。 女性 39 専業主婦
決まった予約時間に診察してくれないルーズな歯科医院は最低です。 男性 51 自営業
歯医者は一度かかると長くて高い。1回にまとまった治療をしてほしい。長くなるなら理由を説明してほしい。 女性 37 アルバイト
治療期間の短縮。治療費とリスクを明確に説明してほしい。 男性 58 契約社員

■不況が「やや影響している」人の意見

患者に治療法を選択させてほしい。 男性 33 会社員
患者サイドの観点で対処していただければと希望しています。 男性 68 会社役員
歯科医院が過剰気味なので淘汰されるべき。これだけ多くても運営できるのは治療費や保険点数が高いからだと思う。 女性 36 専業主婦
治療方法や費用を提示してもらって、保険の範囲で治療してもらえるとありがたいです。 女性 36 専業主婦
不景気だからというわけではなく、治療費の明確さがあれば納得して治療費を払えると思います。 女性 47 自営業
歯科医療でもポイント制などを導入してほしい。 男性 36 会社員
医療も変わらなければならない。今までのような殿様天上的な対応はいけない。 男性 44 会社員
近所に歯医者が数軒あり過剰だと思う。勝手な治療、保険の利かない治療を勧められるのでは、また治療期間が長くなるのでは、と不安である。 男性 46 会社員
これまで、請求された金額をそのまま払っていたが内訳がわからなかった。明確にしてほしい。 女性 43 専業主婦
経済的には不安があるが、歯についてはあまり節約重視になるのは問題だと思う。 女性 44 専業主婦
患者に不安を抱かせない丁寧な説明、治療を行ってもらえるとありがたいです。 男性 30 公務員
全体の治療を通じて、どれくらいの期間でどれくらいの金額がかかるかを明確にしてもらいたい。 男性 30 会社員
景気回復までの間できるだけ治療費を抑える努力をしてほしい。 男性 64 無職
口の中の歯を4等分して治療するような引き延ばし作戦をねらっている。定期健診でも何かと理由をつけて何回も通うことになる。 男性 55 会社員
通院の回数が少なくなるような治療の進行を! 女性 51 アルバイト
歯科医院が多すぎてどの医院が優れているか見極めるのにたいへんである。 男性 58 公務員
もうけるために、何度も通わせるような提案や指導はやめてほしい。 男性 31 会社員
予約にもかかわらず、何時間も待たされたり、治療期間がだらだら長いのはうんざりです。一回の治療で複数の行為をして治療期間を短くしてほしい。 女性 48 専業主婦

■不況が「あまり影響していない」・「どちらともいえない」人の意見

治療期間が、あとどの位(日数および概算金額)かかるか説明してほしい。 男性 63 公務員
今後徐々に不況の影響を受けるだろうと考えられるのであまりお金のかからない治療法をやってほしい。 男性 47 公務員
保険治療で、できるかぎり治療が早く完了するようにしてもらいたい。 男性 61 会社員
保険医療の範囲を増やしていただきたい。 男性 56 会社員
こちらから非常に聞きにくい事項、治療計画、治療の選択肢などを歯科医院側から(選択の余地を残して)説明していただけたらありがたい。 女性 44 専業主婦
能力不足や商業的すぎる歯科医師が多すぎると感じている。 男性 39 自営業
治療内容の明確な説明を望む。 男性 38 会社員

■不況は「全く影響していない」人の意見

不景気との関係なく、クレジット払いの充実を。 男性 39 自営業
歯科に関しては、今現在は満足している。 男性 50 医師
不景気を気にしていたら仕事が疎かになるよ!治療に不景気は関係ないと思う。 男性 42 会社員

コミュニケーションの大切さ浮き彫りに

全体を通しての考察を試みる。

第1に多いテーマが「治療期間・内容・金額の明確さ」を求めているということがわかる。86人中20人が、この説明・コミュニケーション不足に関係する不満や要望について回答している。

第2に経済的なテーマ。不況を反映して「治療費を安くしてほしい」「保険の範囲内での治療を望む」という意見も目立つ。

第3には「時間」をめぐるテーマ。なるべく「通院回数を少なく」「治療期間を短く」と願う患者の希望が表われている。それは歯科医院に通院する時間をなかなか作りにくくなっている、という生活・労働環境の変化が背景にあることも考慮に入れなければならない。

回答のなかで注意を要する意見は「治療期間がだらだら長い」「一度かかると長くて高い」「もうけるために何度も通わせる治療や指導」と患者が感じているということである。
本来、患者とって本当に必要な治療ならば、きちんと説明し、納得し、患者自身が自分で選択して治療に臨む、というプロセスが徹底されなければならない。そうでなければ、せっかく患者の歯を守るために長い時間をかけて努力して、本来感謝されるべき行為が、「水の泡」どころか「儲け主義」「わざと何回も通わせる」という誤解や「もう行かない」という歯医者嫌いを生みだしかねないということである。
その責任は、患者にはない。「デンタルIQが低いから」などという言い訳はできない。医療者には「治療の前提」として患者の「納得」を得ることが必須条件であり、それがなければ「医療」そのものが成立し得ないからである。感謝されるのは、まず「説明責任」を果たし、質の高い治療をしてから、ということを胸に刻んでおこう。

(K)

  • ※次回のHONNETアンケートはみなさんからの要望が多かった 「自費治療」をめぐる患者さんの意識をさぐります。乞ご期待!
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